『クレヨンしんちゃん』と『ぼくのなつやすみ』がコラボした新作ゲーム、クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』が発売されました!
『ぼくなつ』を手掛けた綾部和さんが作ったゲームで、ゲームシステムも『ぼくなつ』そのものです。
なので「ついに『ぼくなつ』の新作が発売された!」と喜んだ人も多いと思いますが、実際のところ『ぼくなつ』と同じ面白さなのか紹介していきたいと思います!
クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』~おわらない七日間の旅~
2021年2月18日に配信された”Nintendo Direct”で突如として発表された作品で、『ぼくのなつやすみ』でお馴染みの綾部和さんが手掛けたアドベンチャーゲームです!
本作の舞台となる「熊本 アッソー」の大自然で、虫や魚を捕まえたりしながらストーリーを進めていくゲームです。
ゲームシステムはそのまま『ぼくなつ』なので、遊んだことがある人は同じ感覚で遊ぶことができます。
独特な固定カメラとマップ移動に慣れれば、誰でも楽しめる作品だと思います。
『ぼくなつ』もそうですが、人との会話やストーリーが面白いゲームなので『どうぶつの森』とは雰囲気の異なるゲームです。
本作に『ぼくなつ』を求めてはダメ!
まずはじめにですが、『ぼくなつ』の新作と思って遊ぶのはオススメしません!
綾部和さんが手掛けているのでシステムや構成なんかは『ぼくなつ』そのものですが、雰囲気が全く違います。
『ぼくなつ』の良さはゲームが始まった時のワクワク感が、ゲームが進むにつれて切なさに変わっていくことだと思います!
これは誰もが子供の時に夏休みで体験したことだと思いますが、『ぼくなつ』はまさに夏休みそのもので誰もが懐かしさを感じれる素晴らしい作品です!
ですが、本作はあくまでもしんちゃんがメインなので新作映画を味わっている気分になります。
これはこれで素晴らしことですが、やはり『ぼくなつ』と比べると全く違うゲームです。
レビューを見ていても「ぼくなつを期待しているならプレイしない方がいい」といったぼくなつファンの期待にはそぐわない趣旨の投稿がたくさんありました。
ですので、本作に『ぼくなつ』を求めるのではなくしんちゃんのゲームとして楽しんで欲しいと思います。
クレヨンしんちゃんのゲームとしては良作?
ぼくなつとしんちゃんを融合させた新しいゲームとしては、とても面白い作品だと思います。
グラフィックがとてもきれいですし、新作映画の中に入って楽しんでいるかのように感じると思います!
元々『ぼくなつ』はストーリーが最大の魅力だったので、アニメとは非常に相性が良いんですよね。
なのでしんちゃんファンの人にとってはかなり楽し[作品になると思います!
ただし、気になる点が多いのも事実なので紹介します。
・ボリューム不足
・フルボイスじゃない
・できることが少ない
細かいことを言えばたくさんありますが、特に気になるのは上記の3点です。
PS2のぼくなつですらフルボイスだったのに、最新ハードで発売された本作はフルボイスではありません。
アニメが題材なのにフルボイスじゃないのは残念過ぎます。
そして一番の問題は全体的なボリューム不足です!
10時間前後で終わってしまうのでやり込むほどの要素がありませんし、ストーリー展開以外でやれることが極端に少ないです。
ですので、飽きる間もなく、やり込む間もなくあっという間にゲームが終わってしまいます。
これからのアップデートで追加コンテンツなどがあるかもしれませんが現状での評価はまずまずといったところではないでしょうか。
まとめ
「ついに『ぼくなつ』の新作が来た!」と思った方も多かったと思いますが、ふたを開けてみれば『ぼくなつ』の新作ではありませんでした。
システム同じなので、『ぼくなつ』の新作として遊ぶこともできますがそうするとかなり期待外れなんですよね。
しんちゃんのゲームとしてはいいかもしれませんが、それにしてもボリューム不足は否めないです。
全体的にあと一歩だなと思うような作品でした。
こうしてこのゲームをレビューしてみると『ぼくなつ』の神ゲーっぷりを改めて実感します!